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フッ素

こんにちは、寝屋川市香里園のあおぞら歯科クリニックです。

歯を強くするお薬ってみなさんご存じですか?
知ってるよっていう答えがあちこちから聞こえてくるようで今さらかもしれませんが、、、
そう「フッ素」です。
歯が溶けてしまうとあの虫歯になってしまうんです。溶けないように何とかしたいところですよね。
一番いいのは自然に治ってくれればいいのですが、、、
ご存じかもしれませんが、つばの中にカルシウムが入ってるんですよ。
これを使えば治るのでは?と思いますが、実際にはそうはなりませんよね。
なぜなら、つばの中のカルシウム濃度は0.1%で、歯のカルシウム濃度は40%。
桁違いに薄いため溶けるほうが圧倒的に早いのです。
そこで定期的にフッ素を使い歯をより硬く溶けにくくしていくわけです。
歯科医院で使うフッ素は一般の歯磨き粉の中に含まれる量の約10倍のフッ素が入っています。
虫歯にならないために定期的にフッ素塗布を行い、大切な歯を守りましょう。
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夏バテと歯周病

こんにちは、大阪府寝屋川市香里園のあおぞら歯科クリニックです。

毎日暑いですね、ほんと。
とはいえ、今日は雨のせい(おかげ?)で少しマシですが。

ここのところ、歯周病でいらっしゃる患者さまが増えました。
で、お話を聞いてみるとみなさん夏バテにかかっていらっしゃいます。
夏バテにかかると免疫力が落ちます。
免疫力が落ちると、逆に細菌の活動が活発になります。
結果、歯周病が悪化して痛くなったり出血したりします。

暑い日がまだまだ続きますが、体調管理にご留意ください。

妊娠中の歯科治療について

こんにちは、大阪府寝屋川市香里園のあおぞら歯科クリニックです。

寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか?
体調を崩されると歯周病の症状も出やすくなります。
くれぐれもご注意ください。

さて、本日のお話は『妊娠中の歯科治療』についてです。
リクエストをいただいてから結構な時間がたっており、恐縮です。
今回のお話は(今回に限らずですが)あくまで一般論についてであり、
患者さま個人個人についての違いまで踏み込んでいるわけではないので
ここに書いてある内容をそのまま鵜呑みにすることのないよう
くれぐれもお願いいたします。

まず、妊娠中の方に起こりうる状態について。
虫歯や歯周病といった病気は妊娠中もかわらずリスクがあるのですが、
歯周病はより妊婦さんはかかりやすくなります。
その原因は女性ホルモンの増加にあるといわれています。
これを妊娠性歯肉炎といいますが、
これは出産を境に症状が治まることも多いです。
だからといって安心してはいけません。
歯周病にかかっている妊婦さんの場合、
早産や低体重児出産の可能性が高くなります。
その危険性は喫煙のそれを上回るとも言われています。
毎日の歯磨き、それに定期的なケアが重要ですね。

次に、治療についてです。
基本的には治療を受けれない時期というのはございません。
ただ、4~7か月前後の安定期のほうが望ましいと思います。
抜歯などの負担が強い治療であればなおさらですね。
レントゲン撮影についてですが、歯科におけるレントゲン撮影は
子宮より距離・方向ともに離れていることや、
放射線の強さそのものも非常に弱いものです。
どれくらいの放射線量かといえば、およそ一日外出したときに
自然に受ける量とほぼ同量です。
さらに当院ではデジタル撮影を行っているのでその1/10程度です。
最後に、服薬や麻酔薬についてです。
麻酔薬については、通常の量であれば問題ありません。
歯科で用いるのはキシロカインという薬剤ですが、
これは無痛分娩の際にも使用されているそうです。
服薬については、少々注意が必要です。
というのも、催奇形性のある薬剤もあるからです。
とはいえ、妊娠していらっしゃることをお伝えいただければ
適切な対応をさせていただきますのでご安心ください。

以上、長文にお付き合いくださりありがとうございます。
いろいろ書かせていただきましたが、
患者さまそれぞれの状況というものがございますので
担当医にご不明な点はご質問いただくのが
なによりと思います。

タバコと歯周病

こんにちは、大阪府寝屋川市香里園のあおぞら歯科クリニックです。

前回「骨粗鬆症のお薬・ビスフォスフォネート」という題で書かせていただいたところ、
多くの反響をいただきまして、ありがとうございます。
おかげさまで、一日あたりの閲覧者数も増加しました。
一時的なものに終わらないよう、これからもがんばります。
ご質問等あれば、なんなりとお尋ねください。
院内で直接お尋ねになるほか、メールや当ブログでのコメント欄などもご利用ください。

さてさて、今日の話題は「タバコと歯周病」についてです。
今月からタバコの値上げも行われ、愛煙家の方々にとっては逆境が続きますが、
お口の中にはどのような影響があるのでしょうか?

タバコが全身に及ぼす影響として、
癌による高死亡率・虚血性心疾患・慢性閉塞性肺炎・胃潰瘍・十二指腸潰瘍・・・
といった病気にリスクが高まるといわれています。その数50種類以上!
その中に歯周病も含まれます。

歯周病を引き起こしやすい危険因子としては、
喫煙、糖尿病、薬物、骨粗鬆症、過労、ストレス、睡眠不足が挙げられますが、
逆に歯周病が全身に及ぼす影響としては
糖尿病、心臓血管疾患、肺炎、呼吸器疾患、早産、低体重児、胃潰瘍
などがあると言われています。
つまり、喫煙によって、歯周病が出やすくなった結果、
これらの病気になりやすいということですね。

ちなみに、どれくらい喫煙すると歯周病のリスクが高まるかですが、
・20年以上の喫煙歴
・一日20本以上の喫煙
が挙げられるそうです。ただし、それ以下なら大丈夫というものではありません。

歯周病になると、歯の土台の顎の骨が少しずつ破壊されていきます。
結果、歯が抜けていってしまいます。
実は、歯が欠ける理由としては、虫歯よりも歯周病のほうが大きいのです。

歯が少なくなると、
食べづらい・しゃべりづらい・皺が寄って年をとって見える
といった悪影響が出ます。
また、近年の研究により、歯が残っている人は少ない人に比べると
全身の病気にかかりにくく、また記憶力なども低下しにくい
ということも明らかになってきました。

今回の値上げを機に、禁煙を目指してみてはいかがでしょうか?

骨粗鬆症のお薬・ビスフォスフォネート

こんにちは、大阪府寝屋川市香里園のあおぞら歯科クリニックです。

2010.12.25追記
ビスフォスフォネート系薬剤に新しい薬剤が追加されていました。
この記事を書いた時にはすでに出ていたのですが、
筆者の勉強不足のため一覧には記載していませんでした。
本日時点でのビスフォスフォネート一覧は以下の通りです。
赤字の部分が追記分です。
(経口薬:お口から飲むお薬)
ダイドロネル
フォサマック
ボナロン
アレンドロン酸(ジェネリック)
アクトネル
ベネット
ボノテオ
リカルボン
(静注薬:点滴で入れるお薬)
アレディア
オンクラスト
テイロック
ビスフォナール
ゾメタ
追記は以上です。

久しぶりに、歯の健康の話をしたいと思います。
とはいえ、少し前に(少なくとも専門家の間では)ブームになった話ですので、
そんなに真新しい話ではないのですが。
非常に長文になってしまったので、先に結論だけ書いておきます。

ビスフォスフォネートという、骨粗鬆症や悪性腫瘍のお薬についてです。
ごくごくまれに、顎の骨が悪くなるという副作用があります。
そうなる可能性を高めないためにも、定期健診をこころがけてください。
また、服用されているときは、われわれにお知らせください。
実際のお薬の名前は一番下に書いてます。

では、本文をどうぞ。


骨粗鬆症のお薬で、ビスフォスフォネート製剤(ビスホスホネートとも。以下BP)
というものがあります。骨粗鬆症以外には悪性腫瘍の骨転移などが適応です。
聞くところによると、いまや骨粗鬆症の第一選択薬であるとか。
そのBPですが、ごくまれに下顎の骨の壊死を引き起こすことがあるのです。
しかも、その場合非常に治りにくいというやっかいなものです。

専門的な話はできる限り割愛しようと思いますが、
定義だけお付き合いください。
アメリカ口腔顎顔面外科学会が定めた定義は以下の通りです。
ビスフォスフォネート系薬剤関連顎骨壊死
(Bisphosphonate-related osteonecrosis of the jaw;BRONJ)とは
1.骨の露出の8週間以上の継続。
2.頭頸部への放射線治療の既往が無いこと。
3.ビスホスホネート製剤の治療の経験があること。
以上3つをすべて満たすもの。
・・・つまり、顎の骨がむき出しの状態が長いこと続いていて、
なおかつ放射線治療を受けていないということです。
放射線治療の副作用として似たような状態になるので、
それと区別するために除外しているわけですね。

数年前から報告され、今も世界中の専門家が調べていますが、
今もって、その原因や治療法ははっきりとは確立されていません。
それでも、いくつかの傾向は分かってきました。
・経口(口から飲む)より静脈注射のほうがリスクが高い
・開発時期が最近(薬の効果が強い)ほうがリスクが高い
・長い期間を飲んでいるほうがリスクが高い
・抜歯などのお口の中の大きな治療をした後のほうがリスクが高い
とはいえ、可能性の問題ですから、これらの逆のパターンでも起こりえます。
つまり、経口薬で、比較的軽い薬で、飲み始めで、特に最近歯医者にかかってない
・・・このような人でも起きるときは起きます。
ちなみに、一度飲み始めると、飲むのをやめても症状が出ることがあります。

とはいえ、その頻度は低く、メリットも多いお薬ですので
(調査内容やお薬によって差がありますが、静脈注射で1%、経口で0.01%程度)
服用を中止すべきかというと、難しい問題です。
例えるなら、交通事故にあうのを避けるために外に出ないというのは
メリットとデメリット、どちらが多いかということになるでしょうか。

必要以上に恐れることもありませんが、こういう副作用もありますよ、ということと
その可能性を高めないためにも以下のことに注意してください。
・BPを飲む前に抜歯などの大きな処置は前もって行う
・BP服用中、服用後は大きな処置を行わずに済むように定期健診を心がける
また、BPを服用されている方は事前に我々におしらせください。
該当するお薬の名前は以下の通りです。
(経口薬:お口から飲むお薬)
ダイドロネル
フォサマック
ボナロン
アクトネル
ベネット
(静注薬:点滴で入れるお薬)
アレディア
オンクラスト
テイロック
ビスフォナール
ゾメタ

特に点滴で入れるほうはお薬手帳にも載りませんし、
副作用も出やすいのでご注意ください。
ご質問などございましたら、お気軽にお問い合わせください。

それでは、長文におつきあいくださいまして、ありがとうございました。
プロフィール

あおぞら歯科クリニック

Author:あおぞら歯科クリニック
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