妊娠中の歯科治療について
こんにちは、大阪府寝屋川市香里園の
あおぞら歯科クリニック
です。
寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか?
体調を崩されると歯周病の症状も出やすくなります。
くれぐれもご注意ください。
さて、本日のお話は『妊娠中の歯科治療』についてです。
リクエストをいただいてから結構な時間がたっており、恐縮です。
今回のお話は(今回に限らずですが)あくまで一般論についてであり、
患者さま個人個人についての違いまで踏み込んでいるわけではないので
ここに書いてある内容をそのまま鵜呑みにすることのないよう
くれぐれもお願いいたします。
まず、妊娠中の方に起こりうる状態について。
虫歯や歯周病といった病気は妊娠中もかわらずリスクがあるのですが、
歯周病はより妊婦さんはかかりやすくなります。
その原因は女性ホルモンの増加にあるといわれています。
これを妊娠性歯肉炎といいますが、
これは出産を境に症状が治まることも多いです。
だからといって安心してはいけません。
歯周病にかかっている妊婦さんの場合、
早産や低体重児出産の可能性が高くなります。
その危険性は喫煙のそれを上回るとも言われています。
毎日の歯磨き、それに定期的なケアが重要ですね。
次に、治療についてです。
基本的には治療を受けれない時期というのはございません。
ただ、4~7か月前後の安定期のほうが望ましいと思います。
抜歯などの負担が強い治療であればなおさらですね。
レントゲン撮影についてですが、歯科におけるレントゲン撮影は
子宮より距離・方向ともに離れていることや、
放射線の強さそのものも非常に弱いものです。
どれくらいの放射線量かといえば、およそ一日外出したときに
自然に受ける量とほぼ同量です。
さらに当院ではデジタル撮影を行っているのでその1/10程度です。
最後に、服薬や麻酔薬についてです。
麻酔薬については、通常の量であれば問題ありません。
歯科で用いるのはキシロカインという薬剤ですが、
これは無痛分娩の際にも使用されているそうです。
服薬については、少々注意が必要です。
というのも、催奇形性のある薬剤もあるからです。
とはいえ、妊娠していらっしゃることをお伝えいただければ
適切な対応をさせていただきますのでご安心ください。
以上、長文にお付き合いくださりありがとうございます。
いろいろ書かせていただきましたが、
患者さまそれぞれの状況というものがございますので
担当医にご不明な点はご質問いただくのが
なによりと思います。


寒い日が続きますが、みなさまいかがお過ごしですか?
体調を崩されると歯周病の症状も出やすくなります。
くれぐれもご注意ください。
さて、本日のお話は『妊娠中の歯科治療』についてです。
リクエストをいただいてから結構な時間がたっており、恐縮です。
今回のお話は(今回に限らずですが)あくまで一般論についてであり、
患者さま個人個人についての違いまで踏み込んでいるわけではないので
ここに書いてある内容をそのまま鵜呑みにすることのないよう
くれぐれもお願いいたします。
まず、妊娠中の方に起こりうる状態について。
虫歯や歯周病といった病気は妊娠中もかわらずリスクがあるのですが、
歯周病はより妊婦さんはかかりやすくなります。
その原因は女性ホルモンの増加にあるといわれています。
これを妊娠性歯肉炎といいますが、
これは出産を境に症状が治まることも多いです。
だからといって安心してはいけません。
歯周病にかかっている妊婦さんの場合、
早産や低体重児出産の可能性が高くなります。
その危険性は喫煙のそれを上回るとも言われています。
毎日の歯磨き、それに定期的なケアが重要ですね。
次に、治療についてです。
基本的には治療を受けれない時期というのはございません。
ただ、4~7か月前後の安定期のほうが望ましいと思います。
抜歯などの負担が強い治療であればなおさらですね。
レントゲン撮影についてですが、歯科におけるレントゲン撮影は
子宮より距離・方向ともに離れていることや、
放射線の強さそのものも非常に弱いものです。
どれくらいの放射線量かといえば、およそ一日外出したときに
自然に受ける量とほぼ同量です。
さらに当院ではデジタル撮影を行っているのでその1/10程度です。
最後に、服薬や麻酔薬についてです。
麻酔薬については、通常の量であれば問題ありません。
歯科で用いるのはキシロカインという薬剤ですが、
これは無痛分娩の際にも使用されているそうです。
服薬については、少々注意が必要です。
というのも、催奇形性のある薬剤もあるからです。
とはいえ、妊娠していらっしゃることをお伝えいただければ
適切な対応をさせていただきますのでご安心ください。
以上、長文にお付き合いくださりありがとうございます。
いろいろ書かせていただきましたが、
患者さまそれぞれの状況というものがございますので
担当医にご不明な点はご質問いただくのが
なによりと思います。
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